ホワイトデーにサプライズプロポーズ!思いもよらない彼の演技力に・・。

 
付き合って10年来の彼氏がいます。彼とは小さいころから一緒にいて、どこに行くにも彼氏と一緒でした。毎晩電話もし、学校にも彼氏と登校し、何かしら都合をつけては彼氏のところに会いにいくといった生活。彼氏はどちらかと言えば、がさつ・面白みのある人間で、ロマンチックとは程遠い人でした。

 

 

デート?も公園で鬼ごっこしたり、水風船をぶつけあったり、変顔対決だとか、彼氏にドキっとする様なことはあまりなかったですね笑。でも、本当に私は彼氏のことが大好きで、学生時代はよく生まれたこどもの名前だとか、どんな家に住みたいとか、すこし二人には早い話で盛り上がったりしました。

 

すこしこどもっぽいんですけどね笑。本当に昔っから彼が大好きだったんで、私は彼と結婚したいなって思うようになっていました。

 

 
しかしそんな毎日一緒にいた彼氏と離れ離れ、遠距離恋愛をする様になったのは社会人になってからです。二人の就職先が岩手と広島で、遠距離恋愛になってしまいました。彼の姿が見れるのはウェブカメラ内でのみで、本当にさみしかったです。

 

仕事も忙しくめまぐるしく毎日が過ぎる中彼氏のことも考える余裕もなくなり、私はただひたすらに日々の業務を過ごす日の繰り返しでした。地元から一人知らない土地で孤独に生活し、仕事もミスばかりで家に帰れば孤独感を強く感じるようになってきました。毎晩彼と電話をしていたので、その時ばかり仕事のストレスも紛れますが声だけというのは余計に遠距離の辛さを感じました。だって、今まで本当に毎日一緒にいましたから笑。

 

 
そして、1年2年と月日が流れて、バレンタインデーにはプレゼントを彼のところに贈りました。「届いたよ〜ありがとう〜。お返しは何がいい?」なんて、他愛のない会話をして、いつも通り彼氏とばか笑いしてました。そして、いつも通りの仕事の日々を過ごし3月となりホワイトデー前日。その日も忙しく仕事して、次の日がホワイトデーの事なんてまったく気にせず、あ〜明日も仕事か〜なんて憂うつになりながら家に帰宅しました。お腹が減ったけど、どうしようかな。コンビニで済ますか〜と、呑気にビールと焼き鳥を買いパジャマで晩酌をしているとインターフォンが鳴ったのです。

 

 
あれ?こんな時間に宅配かな?とモニターを見るとどこかで見たことがある姿。「宅配便です」と一言。え?どういうこと??彼氏に似ている宅配業者?でもやっぱり聞いたことがある、聞きなれたあの声。でも、おかしいな。今日会いにくるなんて約束もしてなかったし、何かの間違いだろうと混乱しながら玄関をあけると、「こんばんは。お花と素敵なものを宅配しにきました。」と、グレーのスーツで香水のいい香りがする男性が大きなバラの花束を持ってそこに立っていました。

 

 
何が起こっているのか理解できず、私はなんで?なんで?ここにいるの?と大混乱でした笑。そんな私の前でプロポーズの言葉と「結婚してください」と、バラの花束とともに言ってくれました。

 

 

もう涙がとまらず、顔がぐちゃぐちゃで、結婚してくださいと言われた私はようやく理解しました。もう私はうなずくことしか出来せんでした。だってこんな素敵なサプライズプロポーズを大好きな彼からされて断ることができるのかと本当に思いましたね笑。その日の夕方だっていつもと変わらない話だったし、そもそもプロポーズを感じさせる様な雰囲気一切無かったですし、彼にはしてやられました。

 

 

前々から彼氏は「どんなドッキリでプロポーズしよーかな〜」とあっけらかんとした顔で言っていたのですが、まさか本当にサプライズプロポーズをしてくれるとは笑。指輪は一緒にデザインを見ようということでしたので、その翌日3月14日に指輪を見にいきました。「バレンタインのお返しね」と、思いもしなかった言葉で、思いもしないバレンタインのお返しでした笑。本当に嬉しく忘れられないホワイトデーでした。