サプライズプロポーズ!旅行先は秘密にされたまま彼と行った先は・・
私は、今から6年前に初めてのプロポーズを受けました。今の主人とは付きあい始めてからまだ二か月しか経っていなかったのですが、主人にはお付き合いを始める時から、将来的に結婚を考えてくれる人とでないと、付き合うことはできないという話をしていたので、夜デートをしているときに、もしかしたらという考えは頭をよぎりました。
ちょうどお盆休みの頃で、お互いに仕事が連休にさしかかったときのことでした。前々から、連休にはどこか遠くに旅行に行きたいねという話が出ていたのですが、行き先は当日まで秘密と言われていたので、ドキドキしていました。連休に入る前には、連泊できる用意をしておいてと言われており、ワクワクしたながらたくさんの荷物を詰めました。いつもなら、少しでも荷物を軽くしたいのでなるべく荷物を減らすように心がけているのですが、行き先がわからなかったので、通常の旅行よりも多めの荷物になりました。
彼が愛車で迎えに来てくれて、荷物を運び終わると、長旅になるからとシートを倒してゆっくり休んでおくように言われました。どれくらい時間がかかるのかということは聞かず、楽しみの気持ちだけ抱えて、車のシートにもたれかかりました。
出発してから、7時間ほど経過すると、彼の生まれ故郷に到着しました。お天気もよく、緑色の綺麗な山々がヒ広がっていて、広大な景色の美しさに感動しました。私の実家も田舎道が続くのですが、これほどまでに綺麗な色をした山を見たことがなかったので、驚きました。
旅行初日は、車を走らせて豪華なホテルに着き、ホテル内で食事を楽しんだり、温泉にゆっくり浸かったりして過ごしました。ホテルの食事はバイキング形式で、どのお料理も美味しく、二人でゆっくり楽しむことができました。温泉も、とてもいいお湯加減でまったり過ごすことができ、よかったです。私がごはんやお風呂が大好きなことを知っていて、旅行を計画してくれたのだと、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
旅行2日めには、彼の生まれ故郷をドライブし、様々な観光スポットに連れて行ってもらいました。初日に見たように、景色が綺麗な場所が多く、どのスポットでもたくさん写真を撮りました。観光客が多く、賑わっていたので、より楽しく過ごすことが出来たと思います。彼の親戚の家に泊まらせてもらったのですが、夕食後に2人で出かけようと言われ、そのときにもしかしたらという気持ちが先走りました。
夕食後に連れ出された場所は、世界三大夜景が見えるというところで有名なスポットで、多くのカップルで賑わっていました。いろんなカップルが様々な角度から夜景を堪能しており、美しい景色を眺めながら、二人きりで話す時間は、とても貴重なものに思えました。
景色を眺めながら、しばらく時間が経つと、彼がぽつりと、結婚してくださいと言いました。私は、ある程度予想していたのですが、改めて言われてみるととてもドキドキしたのを今でも覚えています。プロポーズを受けたあと、そっと手を繋がれました。
今まで何度も彼とは手をつなぎましたが、プロポーズの際はどのシーンよりも優しくあたたかかったような気がします。手の中には指輪の入った箱が握られており、テレビのワンシーンのような夢心地の世界にいました。付き合い始めた時から結婚したいと思っていましたが、まさかこんなに早く現実になるとは思っておらず、プロポーズを受けたあとも、夢ではないかという気持ちでいっぱいでした。
プロポーズを受けてから、本当はしばらく考えて返事をしたほうがいいのかなとも思いましたが、気持ちが変わることはないと思ったので、すぐにハイと答えました。プロポーズは、一生になんどもないと思うので、貴重な体験でした。